
疲労センサと従来方式との比較
作業時間の比較
従来方式(ひずみゲージ) | 疲労センサ | |
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計測方法 診断方法 |
応力波形を計測し、その頻度解析を行った上で、疲労損傷則を適用 | き裂長さを測るだけで、疲労寿命が分かる |
計測点数 | 数点〜100点程度 | 無制限 計測器・配線が不要であり、点数が増えることによる障害がない |
電源・配線 | 必要 電源や、煩雑な配線が必要になり、適用範囲が限られる |
基本的に不要 貼付時、研磨作業のみに必要 |
メンテナンスコストの比較
従来方式(ひずみゲージ) | 疲労センサ | |
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計測装置 | アンプ、PC、等が必要 高額なため適用範囲を広げにくい |
不要 |
計測期間 | 2〜3日程度 短期間の計測しか出来ず、季節変動、曜日による変動などを反映しにくい |
数ヶ月程度 50年程度の寿命を期待する場合であれば、およそ半年間センサを貼付 |
計測方法、診断方法の比較
従来法(ひずみゲージ) | 疲労センサ |
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累積維持管理費用の比較
桁橋鋼床版を対象とした累積維持管理費の試算例
左のグラフは、供用後25年経過した橋梁のメンテナンスを、「ひずみゲージ」による疲労診断に基づき行った場合と、「疲労センサ」で行った場合に、その後の維持管理に必要な費用の累積値を比較された例を示しています。