当社は「機械の健康診断と空気の浄化、これが次世代スタンダード!」をキャッチフレーズに、JIMTOF2024(正式名称:第32回日本国際工作機械見本市)に出展しました。
今回は、当社の主要業務である分析/計測/診断技術と、当社オリジナル製品であるフィルター式ミストコレクター「ミストリーナー」の二つを出展しました。
そのJIMTOF2024の出展内容のご紹介と共に、熱気にあふれた熱い6日間の出展ブース舞台裏をレポートします。
JIMTOFは日本工作機械工業会が主催する工作機械とその関連機器・技術に関する隔年開催の見本市で、今年は2024年11月5日~11月10日の6日間、東京ビッグサイトで開催されました。
来場者数、出展社数ともにBtoB向けの見本市・展示会としては国内最大級を誇り、今年も6日間で延べ162,670人(主催社速報による)の方々が来場されました。
出展ブースでは「機械の健康診断と空気の浄化」をコンセプトに、機械の健康診断は大型モニターによる展示パネル5台と劣化診断ツールモックアップ1台を展示し、空気の浄化については、新型ミストリーナー実機2台と大型モニター1台を展示しました。
「ミストリーナー」については下記の記事で詳しく説明していますので、ぜひそちらをご覧ください。
もう一つの出展内容である「機械の健康診断」について、次の項で説明します。
「機械の健康診断って何?」
展示ブースでもそう声をかけていただいた来場者の方が多数おられました。
そうなんです。実は機械の健康診断って何?って思ってもらうことが今回の狙いでした!
みなさんも毎年健康診断をすることで、自分自身の健康状態を知り、不調を早めに察知することで健康管理に役立てていると思います。
機械も同じで、機械の潤滑剤や切削液の劣化程度、ボルトのゆるみや金属部分の劣化状態や腐食状態を把握することで、つまり機械の健康診断をすることで、機械の不調を早めに察知したり、不具合の発生を未然に防いだりすることができます。
当社は機械の潤滑剤や切削液、機械部品の強度や劣化状態の分析・計測を通して、機械の長寿命化や故障予知の実現を支援しています。
展示会では、この機械の健康診断に関し、5つのパネルを展示しました。
これらのパネルの内容についてのご質問やもっと詳しく教えてほしい!というご要望がありましたらお気軽に当社までご連絡ください。
過去のJIMTOF来場者データを調べてみると、週末金曜日の来場者が特に多いことから、当社では「決戦は金曜日*」とみて、当日は期間中で最も多い12名のアテンダントを配置し、メンバーも若手からベテランまでバランスのとれた最強の布陣で臨むことにしました。
「これで完璧。金曜日は大丈夫」(手のひらに3回書いたわけではありません*)
* 昭和世代にしかわからないノリでごめんなさい
ところが!
決戦は1日早い木曜日に訪れました。
木曜日の来場者数が前回開催の金曜日を超える人数であったこともあり、想定を大きく超える来訪があったのです。
アテンダントは、食事や休憩をとることもままならない中で協力しながら精一杯の対応をしました。それでも、ブースを訪れていただいたにもかかわらず、アテンダントの手が足りないために、声をかけることができなかったお客様が少なからずおられたのも事実で、痛恨の極みでした。
翌日、決戦の日が再びやってきました。
今日は準備万端、全員が意気込んで金曜日に臨みました。
開場30分前、アテンダント全員の昭和なかけ声「エイエイオー!」で1日がスタート
午前10時、それぞれが自分の個性や能力を生かした場所でスタンバイ
大混雑のメインストリートに突入したのは度胸とコミュ力抜群の入社2年目Dさん。
笑顔いっぱいの声かけ&パンフレットで、お客様の興味を「つかんで」
その興味をもっていただいたお客様を適切なアテンダントへ案内し、自らも技術説明に転じるユーティリティプレーヤーTさんが「つないで」
最後に、チームワークは社内一のミストリーナー顧客担当カルテット、百戦錬磨のいぶし銀Iさん、クールな分析オーソリティYさんなど、この日のために集まった精鋭のアテンダントが、お客様のニーズや質問に耳を傾け、説明・提案し、しっかりと「受け止める」
ブースを訪れたお客様は誰一人取り残さない、お客様の声はすべて受け止めようという心意気でそれぞれの持ち場でみんなが全力を出し、お客様の興味・ニーズ・ご意見をしっかりと、つかんで・つないで・受け止めました。
次回JIMTOFに出展するときは、テーマ曲は ♫決戦は木・金曜日~♫(字余り)に変えて、ちゃんと手のひらに3回大丈夫と書いて臨みます笑
JIMTOF期間中にはお客様から様々な質問やご意見をいただきました。
例えば、「川重テクノロジーさんってミストリーナーだけではなく、分析や試験、調査もやっておられるのですね」というご意見からは、まだまだ当社の主要業務である分析・計測や試験のアピールが足りていない、もっと知名度を上げないといけないと痛感しました。
他にも「(展示パネルに記載していた)”製品評価”というワードがいい。これからは試験片ではなく、製品を評価しないと意味がない」というご意見に勇気づけられました。
素材や試験片での評価も大事ですが、アセンブリされた最終製品での信頼性や耐久性の評価・診断に関するニーズは高まっていくと当社も考えています。
また、「設計だけではなく技術営業もやりたいですけど、御社でできますか」というような学生さんからの質問(もちろんできます!と回答しました)や「Kawasakiのバイクに乗っていてKawasakiのファンなのでブースに立ち寄ってみました」という抱きしめたくなるようなコメントをいただいたお客様など、本当にいろいろな立場や観点から質問やご意見をいただきました。
こういったお客様の生の声をたくさん聞くことができるのも展示会の魅力の一つと考えています。
JIMTOF2024では多数の方に当社ブースへ足を運んでいただきありがとうございました。
改めて御礼申し上げます。
また、今回お越しいただけなかったお客様も、当社展示内容について興味がありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
事業化推進室 森 徹 |