各種機械部品における材質、熱処理、硬度などが、図面指示あるいはJIS規格通りのものとなっているかを、確性試験により確認することができます。この場合、それぞれ
- 材 質 → 金属組織観察、化学組成分析
- 熱処理 → 金属組織観察
- 硬 度 → 各種硬度測定
で確認可能です。
(例)
- 対象機械部品:ギヤ
- 材質、熱処理:SCM420(表面部:浸炭焼入れ)
項目 | 金属組織観察 | 硬度(分布)測定 |
---|---|---|
状況 | ※画像をクリックすると拡大します。 |
|
短評 | 表面では、(低温)焼戻しマルテンサイト組織を呈しており、特に問題無い。 | 表面では750HV程度の硬さを有しており、浸炭焼入れ部として、特に問題無い。 |
判定 | 合 格 | 合 格 |