概要
熱重量分析(TG)では試料の温度に対する重量変化が計測できます。
また重量減少の開始温度から分解温度を評価できます。
各種ポリマーの窒素雰囲気での熱分解をTGで測定した結果を比較したデータ(図1)です。
ポリマーにより分解温度が異なっており、耐熱性に差があることが分かります。
この中ではPTFEの熱分解温度が高く、500℃越えても熱分解が見られません。
POM,PS,PP,HDPE,PTFEは窒素雰囲気で100%熱分解が見られるのに対し、PVC,PETは10~15%の残さ(炭化物)が残ります。