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耐震設計プログラムSEISMITのパソコンへの移植

キーワード レガシーシステム、プログラム移植
解析ソフト SEISMIT
プログラム言語 Fortran,エクセルVBA
目的 レガシーシステムの問題解決

 主にホストコンピューターやワークステーション(UNIX)上で運用している古いシステムのことを「レガシーシステム」と称します。この「レガシーシステム」を現在のWindowsパソコンで動作できるように耐震設計プログラムを移植した事例です。

 高圧ガスを製造・貯蔵する設備では高圧ガス保安法に基づく耐震設計が義務付けられています。これらの設備の耐震設計に関して、経済産業省が、耐震設計プログラム「SEISMITシリーズ」を開発しています。川崎重工業(株)様ではこの耐震設計プログラムを使用してきましたが、ホストコンピューターの運用停止が決まり、プログラムをパソコンへ移植することとなりました。

  • SEISMIT-SP(Spherical):球形貯槽(2015年度)
  • SEISMIT-TW (Tower):スカート支持自立式塔類(2018年度)

移植として以下を実施しました。

  • 計算方法(アルゴリズム)を変更しない。
  • 移植版は従来比で計算差異1%以内であること。
  • 計算精度を高めるため、プログラム内計算値の有効桁数を倍にする。
  • 操作環境をExcelシートとし、マウスを主とした操作へ改良する。
  • 操作説明書、システム詳細説明書を再構成する。